Procreateで、イラストを描こう!
そう思って、描き始めたけどこんな悩みが出てきていませんか?
・ペンの反応が悪くて描き心地が良くない
・ガタガタとギザギザしていて全然綺麗な線が描けない
・思った通りの線画が描けなくてイラストを描きたくない
そういった悩みも、Procreateで描き始めた当初は私も感じていました。
線画が上手く描けないと、折角綺麗に描けた塗りも全部台無しになってしまいますよね。
なので、この悩みから私自身がどのように解決したのかをまとめてみました。
意外と、設定や基礎の段階でちゃんと設定していなかったということがほとんどだったので、今悩まれている方の参考になると思います。
「それでも、上手く描けない」という方に向けておすすめアイテムも紹介しているので、あなたの描きたいと思うイラストが描けるように参考にしてみて下さい。
実際に改善して制作したイラストは、こちら【ポートフォリオ】のページに全てまとめているので、チェックしてみて下さいね。
まずは、基礎確認キャンバスサイズ!
まずは基礎確認!
キャンバスサイズを確認しましょう。
線を描いていくと「ガタガタ・ギザギザしていて全然綺麗な線画が描けない」と悩んでいる方は、大体はこのキャンバスサイズが原因のことが多いです。
キャンバスサイズが小さいとなぜ、線がガタガタ・ギザギザとなるのか?
それは、イラストでよく聞く「ドット」に関係します。
線を引くとき、デジタルの場合だと小さい粒=ドットの集まりで線や色を塗っています。
※拡大するとドットが集まっている所がわかると思います。
なので、キャンバスサイズが小さいとこのドットの大きさも大きくなるので線を引いた時に、ガタガタ・ギザギザとした線しか描けないのです。
キャンバスサイズを設定するにはいろんな単位(㎝・インチなど)がありますが、個人的には「pixel(ピクセル)」がおすすめ。
pixelは縦×横のドットの数を合わせた単位になるので、キャンバスサイズを設定する時は「pixel」でサイズを決めてみましょう!
「線」を綺麗に描く設定以外にも、イラスト全体のクオリティを上げるために必要な操作がいくつかあります。
この操作を知っているだけで、より効率的にクオリティを上げてイラストを制作できるようになります。
まずは、この基本的な操作方法を知っておきましょう。
ブラシを綺麗に描けるようにする「ストリームライン」
キャンバスサイズをちゃんと確認し設定したら次は、ブラシの設定!
すでにあるデフォルメのブラシを、綺麗な線が引けるように設定する方法です。
まずは、「ブラシのライブラリ」を開きます。
ライブラリを開くと今あるブラシの一覧が出てきます。
その中で、線画用や塗り用のブラシを1つ決めて、そのブラシ項目を1回タッチします。
すると、ブラシをカスタマイズできる画面が出てきます。
ここで、自分が使いやすいブラシを好きなようにカスタマイズができるようになるので、線を綺麗にする設定をしていきます。
カスタマイズ難しそうと感じる方もいると思いますが、全然難しくないのでご安心を!
左側にある「ブラシスタジオ」から「手ぶれ補正」を選択
すると、「ストリームライン」と「手ぶれ補正」が出てきます。
この2つを設定すれば、OKです。
ストリームラインの%(パーセント)を上げていくと、綺麗でズレがない線が引けるようになります。
筆圧が弱い人は、「筆圧」の%を上げると感度が良くなるので手の負担を減らしてくれます。
「ストリームライン」と「筆圧」を設定しても、線がズレてしまう場合は「手ぶれ補正」もしてみましょう。
線の好みの描き方・筆圧は、人それぞれ違うのでここは試行錯誤しながらカスタマイズしてきましょう。
自分好みに変える「筆圧とスムーズ」
ブラシの設定ができたら、次はProcreate全体の線の設定をしてきます。
左上の設定(スパナマーク)をタップ
すると、項目が出てくるので中にある「筆圧とスムーズ」をタップ
カスマイズ画面が出てくるので、ここで自分に合うように筆圧や線の入り方を設定していきます。
手ぶれ補正は、上記の「ストリームライン」と同じ内容なので、%を上げたり下げたりして自分にベストと思う数値にしましょう。
そして、ここで1番大切なのが下の方にある「筆圧の感度」
この設定をすることで、ペンの感度や筆圧など全体的な使い心地を調整していきます。
●グラフの水平 (横) 軸は、筆圧を設定します。
カーブの位置を左に寄せると、より軽い筆圧ですばやく反応するようになります。
カーブを右に寄せると、強く押さないと反応しなくなります。
●垂直 (縦) 軸は、ペンの出力値を設定します。
最大値 (上端) は、そのブラシで利用可能な 100% の太さまたは不透明度が得られることを意味します。
下端の最小値に近づけるほど、ストロークはより細く、または透明度がより高くなります。
これも、人によっては筆圧が強くて右側に寄せた方が描きやすい人もいれば、細く滑らかな線にしたい人もいます。
自分がどんな線を描きたいか、色々カスタマイズや実際に描いてみて好みの線となるように、試行錯誤してみましょう。
設定したけど、それでも上手く描けない!お悩み解決グッズも試してみよう
Procreateで設定する「綺麗な線を描くための設定」3つをご紹介しました。
結論、上記の設定をして何度か練習してイラストを描けば自ずと綺麗な線は引けるようになります。
しかし、中にはちゃんと設定したのにそれでもなかなか綺麗に描けないという方もいらっしゃいます。
手が細かく震えていたり、画面の滑りが悪かったりなど状態によっては様々です。
そんな方にも、役立つアイテムも一緒にご紹介します。
それぞれのメリットとちょっとしたデメリットも紹介するので、ぜひチェックしてみて下さい。
日用品やガジェットなど、他にも買い忘れがないようにチェックしておきましょう♪
Apple pencil
iPadを持っている人なら、絶対に持っていた方がいいアイテムです。
メリット
★鉛筆やペンのように、文字やイラストを描く際に、紙に描くような感覚で描くことができる
★遅延がなく綺麗に線がひけるのでストレスがない
★細かい部分もちゃんと描くことができる
デメリット
★充電をしないと使えない
★Appleの純正のため少々値段が高い
紙に鉛筆やボールペンで描いているような感覚をそのままiPadで描くことができます。
遅延も誤作動もないので、手に負担がありません。
Apple Pencilは充電しないといけませんが、バッテリー容量も結構あるので何回も充電しなくてもいいので使い勝手もいいです。
自分に合うペンシルを探すよりも、互換性があるApple pencilを使って設定をいじって使いやすくした方が、金銭的にも手の負担や描き心地もいいですよ。
Apple pencilについて、より詳しく解説している記事はこちら↓
画面フィルム
今使っているiPadの画面に、フィルムは貼っていますか?
もし、貼っていないのなら専用の「フィルム」を貼るのをオススメします。
フィルムを貼ることで、画面の傷や汚れを防ぐことができるので長くiPadを使えます。
「反射防止」もしくは「反射低減」と書かれているフィルムだと、絵描きに向いているフィルムになっています。
メリット
★紙に描くような感覚の描き心地になる
★汚れを防いだり、傷が付くのを防いだりなど画面を守ることができる
★ペンの滑りを最小限に抑えることによって、ラフなどしっかり描き込みたい人の手の負担を軽減させることができる
デメリット
★ペン先の消耗が激しい
★フィルム表面に特殊な加工がされているためか、画面が白っぽくなる可能性がある
★貼るのが難しい
iPadは各世代(機種)によって、画面の大きさやカメラの場所が違うのでちゃんと今自分が持っている機種のフィルムを買うようにしましょう。
画面の表面がツルツルしているものだと、すぐズレたり普段の感覚と違ったりして線が上手く描けないという人も結構多いので、もしラフ通りの綺麗な線が描けないという方は思い切ってフィルムを替えるのもありだと思います。
手袋
最後に、手を保護するという意味でもいい絵描き用手袋。
よくイラストレーターの方々がこれを着けているところを見かけませんか?
この手袋をすると、画面についている部分で線を引く時に邪魔されないので、滑らかな線を引きたいときは特に便利ですよ。
他にも手首の部分や指にあまり pencilの重さが加わらないのでタコもできにくく腱鞘炎にもなりにくいので一度試してみる価値あり!
Procreateで線を綺麗に引く設定 ぜひお試しあれ!
実際に私もProcreateでイラストを描き始めた時、最初に躓いたのが「思った通りの線が描けない」ことでした。
何度も設定しても、自分がこうなりたいと思うイラストには程遠くてデジタルイラスト向いていないのかなと悩んだほどです。
しかし、実際は、デフォルト=初期設定のままの状態で描いていたのに気づき何度も描いては設定をやり直してと繰り返したら、これくらいのイラストを描ける様になりました。
この3点に注意して、描いていったら綺麗な線が描けるという実体験もあったので、よかったら試してみて下さいね。
日用品やガジェットなど、他にも買い忘れがないようにチェックしておきましょう♪
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